ドキュメンタリー映画「AA」〜音楽批評家・間章 間章を知るために

間章に関するインデックス
※販促フェア等など終了しているものもあります。
『さらに冬へ旅立つために』刊行
『〈なしくずしの死〉への覚書と断片』刊行
『時代の未明より来たるべきものへ』新装復刻
「時代の未明より来たるべきものへ」読書会
『間章』関連図絵展 タコシェ「間章」フェア
関連音源コーナー設置(ディスクユニオン)
ブックフェア(青山ブックセンター)
間章クロニクル(間章入門書)
DOWSER / AA+(サウンドトラックス)

■■■月曜社より『さらに冬へ旅立つために』が刊行されました。■■■
2014年9月9日(火)刊行。ロック評論を中心とした著作、ライナーノートを再編集し、食原稿、未発表槁、講演会の記録などを加えた内容です。

■■■月曜社より『〈なしくずしの死〉への覚書と断片』が刊行されました。■■■
2013年11月11日(月)刊行。ジャズ評論を中心とした著作、ライナーノートを再編集し、未発表槁を加えた内容です。

■■■月曜社より『時代の未明より来たるべきものへ』が復刻刊行されました。■■■
2013年1月25日(月)に永らく絶版であった代表的著作集が新装復刻されました。なお著作集は全3巻を予定しております。

■■■須川善行氏による「時代の未明より来たるべきものへ」読書会が行なわれます■■■
2012年5月21日(月)より高円寺の円盤にて第3月曜日に月例で行われます。次回(第10回)は2012年2月18日です。>>>[円盤]

■■■新潟での初上映に際して『間章』関連図絵展が行なわれます■■■
2008年6月15日(木)から7月15日(火)までギャラリー蔵織(くらおり)にて、当時のポスター、資料などを展示します。>>>[ギャラリー蔵織]

■■■中野タコシェにて『AA』関連の書籍や音源の自主フェアが行なわれる模様■■■
映画の公開に併せて中野のタコシェでも小規模ながら自主的な「間章/『AA』」フェアが行なわれるそうです。>>>[タコシェ]

■■■ディスクユニオンに『AA』関連音源コーナーが設置されます■■■
2006年12月9日に開始されます。開催店舗はお茶の水JAZZ館、新宿JAZZ館、新宿プログレッシヴ館、国立駅前店、淵野辺店、千葉店、柏店の各店です。それぞれの店舗が特色ある展開をするとのこと。お近くの方は是非のぞいてみてください。>>>[ディスクユニオン]

■■■ブックフェア『間章/『AA』/音楽批評の現在』■■■
2006年12月1日より青山ブックセンター本店でフェアが開始されます。「間章/『AA』/音楽批評の現在」というタイトルで映画と人文の2ヶ所にコーナーが作られます。>>>[青山ブックセンター]

■■■間章入門書『間章クロニクル』■■■
編=リンディホップ・スタジオ/愛育社刊 >>>[愛育社]
B6判/上製/約160ページ/1500円(税込)
2006年12月12日発売

青山真治監督のドキュメンタリー作品『AA』(2005)の鑑賞のために、間章とはどんな人間だったのか、その歩み、時代の状況や音楽との関連、若い観客のための用語集などを、関係者のインタヴューや原稿、間章の単行本未収録の原稿などを織り交ぜつつ、コンパクトにまとめた一冊。
【内容】
▼『AA』
・イントロダクション
・作品概要
・『AA』インタヴュー・リミックス(編=編集部)
 出演者紹介と間章の印象をピックアップ
・青山真治インタヴュー 聞き手=大谷能生
・制作日誌 スタッフ
▼間章単行本未収録原稿集
・絢爛たる不在の中での底止なきカタストロフィー
・音楽とオカルティズム 高橋巌+間章
・散歩、ジャズ、カサノバ
・〈即興〉ノート(1)
・〈なしくずしの死〉への後書
・フィルムと死体置場
▼間章を巡るさまざまな断章
・エッセイ 土取利行
・須藤力インタヴュー:運動としての間章
・五海ゆうじインタヴュー:70年代の日本のフリーミュージックシーン
・相倉久人インタヴュー:70年代ジャズ批評について
・評論:間章について 大里俊晴
▼資料
・年表:間章とその時代 編=編集部
・ディスク・レヴュー 大谷能生ほか
 間章が聴いてきたディスクの中からピックアップし、現在の耳からレヴューする。
・"AA" Glossary 編=編集部
 『AA』で話される言葉は一般には聴き慣れないものが多い。詳細な註でそのフォローをするもの。
・間章ビブリオグラフィ(ライナーノーツなど単行本未収原稿一覧)
・間章ディスコグラフィ(プロデュース等の一覧)

問い合わせ:愛育社(Tel: 3291-8600 Fax: 3291-8607)

■■■サウンドトラックス『DOWSER / AA+』■■■
発売元:boid / boid cd-001 >>>[boid]
定価:2575円(税込)/ 12月1日発売

1978年に32歳で夭逝した音楽批評家、間章を直接・間接に知る人たちへのインタヴューを、約7時間半のヴォリュームでまとめ上げたドキュメンタリー作品『AA』(青山真治監督)他、ヴィデオ作品のための音楽集。

<曲目>
1.AA / 2.AA+ / 3.海流から遠く離れて / 4.Stirb und werde / 5.AA++ / 6.AA+++ / 7.焼跡のイエス / 8.AA++++

1.2.5.6.8.は映画『AA』(青山真治監督)のために(5.6.は「AA」では未使用)
3.「海流から遠く離れて」は横浜国立大学広報ヴィデオ『海流から遠く離れて』(青山真治監督)のために
4.「Stirb und werde」は映画『Stirb und werde』(小林かをり監督)のために
7.「焼跡のイエス」は『朗読紀行“にっぽんの名作 石川淳”「焼跡のイエス」』 NHK-BShI、BS2 (青山真治監督)のために(追加録音・再編集版)。

<DOWSER>
長嶌寛幸 NAGASHIMA hiroyuki
寺井昌輝 TERAI masateru
ゲスト
DENNIS GUNN (Acoustic Guitar)

DOWSER(ダウザー) プロフィール
結成は1986年。幾度かのメンバーチェンジを経て、90年代半ばから、長嶌寛幸と寺井昌輝の電子音楽デュオというスタイルになる。長嶌寛幸は映画音楽家でもあり、『月の砂漠』(2001)、『私立探偵濱マイク 名前のない森』(2002)、『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』(2005)(3作品共に青山真治監督作品)では寺井昌輝も参加している。

シングル:
 『Dowser』(91年)
アルバム:
 『ROUTE 964 SOUNDTRACKS』(91年)
 『Telecoma』(97年)
 『Mumusic』(01年)

長嶌寛幸 プロフィール
1966年京都府生まれ。10歳からテープレコーダーとシンセサイザーで作曲を始め、独学で作曲法を習得する。18歳の時に手渡したデモテープがきっかけで、石井聰亙監督の映画上映の音響リミックスを始める。映画音楽家としてのキャリアは「指圧王者」(石井聰亙/89年)から始まる。その後、マルチメディア創成期のCD-ROMゲーム「Alex-World」に参加し、最初期のPro Toolsに触れる。その後現在にいたるまでPro Toolsを始めとするデジタル・ツールを用いて、映画、TV、CM、ゲームの作曲、演奏、5.1chまでのミックスをほぼ一人で行っている。

主な映画音楽・音響作品(劇場用長編)
『PINOCCHIO √964』(福居ショウジン/90年)/『エンジェル・ダスト』(石井聰亙/94年)/『メモリーズ』エピソード3「大砲の街」(大友克洋/95年)/『水の中の八月』(石井聰亙/95年)/『月の砂漠』(青山真治/01年)/『犬と歩けば チロリとタムラ』(篠崎誠/04年)/『銀のエンゼル』(鈴井貴之/04年)/『レイクサイド マーダーケース』(青山真治/04年)/『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』(青山真治/05年)/『ありがとう』(万田邦敏/06年)

「(DOWSERの音楽は)シュトックハウゼンの『TELEMUSIK』の再来である。またその音楽性は一見実験的かつ破壊的にみえるが、彼の映像へのアプローチは早坂文雄や武満徹といった日本を代表する映画音楽家達の系譜で語ることができる」(英国の音楽誌「WIRE」/94年に手がけた『エンジェル・ダスト』の映画音楽について)


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