ドキュメンタリー映画「AA」〜音楽批評家・間章 間章を知るために

間章の著作
間章の著作集は現在まで4冊あります。生前に書籍としてまとまったものを出していないので「著作集」としております。簡単なコメントも添えつつ、未発表原稿も発見次第なるべくリスト化する方向で…

1)『時代の未明から来たるべきものへ』(イザラ書房, 1982年)>>>
2)『非時と廃墟そして鏡』(深夜叢書社, 1988年)>>>
3)『僕はランチにでかける〈ロック・エッセイ〉』(柏書房, 1992年)>>>
4)『この旅には終わりはない〈ジャズ・エッセイ〉』(柏書房, 1992年)>>>
5)翻訳書 >>>
6)著作集未収録ライナーノーツ(『非時と廃墟そして鏡』等に未収録のもの)>>>
7)著作集未収録原稿(批評など)>>>

参考)清水俊彦氏による書評
アナーキーな開かれた音楽の地平へ向けて〜間章『この旅には終わりはない』『僕はランチにでかける』(「新潮」93年2月)

■■■『時代の未明から来たるべきものへ』(イザラ書房, 1982年12月)■■■

●フリー・ジャズ黙示録(「ジャズランド」75年8月号〜76年9月号)
●ジャズの“死滅”へ向けて ― 非時と廃墟そして鏡(「ジャズ」75年9月号〜77年4月号、「ジャズ・マガジン」77年10月号〜78年1月号)
●「テロルとトポス」論 ジャズの現をめぐる二、三の断片的考察(「ジャズ」75年12月号)
●解体と再生 反語的ロック・メディア論への素描またはロック分野における伝統と異化(「トランソニック」9号/76年3月)
●チャーリー・パーカーの呪詛と終末論 即興演奏家の宿命としてのバードの存在と影について(「ジャズ」76年12月)
●時代の未明から来たるべきものへ ニヒリズムとアナーキズムをめぐるヨーロッパ・フリー・ジャズ・シーンの根底問題について(「ジャズ」77年2・3月号)
●ジャズの“死滅”へ向けて 最終稿(「モルグ」1号/78年8月)
●[ジャズ・マガジン]休刊の彼方へ ― 最後の「季節の迷路から」にかえて(「モルグ」2号/78年12月)

■■■『非時と廃墟そして鏡』(深夜叢書社, 1988年)■■■

●ブリジット・フォンテーヌ[ラジオのように](72年2月)[ブリジット?](72年9月)[アレスキーとブリジット・フォンテーヌ](73年8月)
●ジャン・ロジェ・コシモン[ジャン・ロジェ・コシモン](73年9月)[ジャン・ロジェ・コシモン2](74年4月)
●ムルージ[ムルージ](73年11月)[小さなひなげしのように](74年1月)[哀しみのアダージョ](74年3月)[ムルージ、プレヴェールをうたう](74年4月)[枯葉の街](74年8月)
●アレスキー=イジュラン=フォンテーヌ[アレスキー、イジュラン、フォンテーヌ](74年6月)
●ジャニス・ジョプリン[チープ・スリル](74年8月)
●アート・アンサンブル・オブ・シカゴ[サーティン・ブラック](74年9月)
●マイク・オールドフィールド[チューブラー・ベルズ](74年9月)[ハージェスト・リッジ](74年10月)
●ロバート・ワイアット[白昼夢](74年12月)[不思議の国のロバート・ワイアット](75年9月)
●クラウス・シュルツ[ブラック・ダンス](75年5月)[タイム・ウィンド](75年10月)
●スティーヴ・レイシー[ラピス](75年5月)[ソロ・アット・マンダラ](75年10月)[ソロ・コンサート](77年2月)[ザ・ワイヤー](77年2月)
●ゴング[エンジェルス・エッグ](75年6月)[砂の迷宮](76年5月)
●スラップ・ハッピー[スラップ・ハッピー](75年7月)
●エリック・ドルフィー[カンヴァセイションズ](75年7月)
●高木元輝=土取利行[オリジネイション](75年8月)
●ファウスト[廃墟と青空](75年10月)
●吉沢元治[割れた鏡または化石の鳥](75年10月)[アウトフィット](76年6月)
●デヴィッド・ヴォーハウス[ホワイト・ノイズ2](75年11月)
●エドガー・フローゼ[青ざめた虚像](75年11月)
●オーネット・コールマン[未知からの漂流](75年12月)
●サム・リヴァース[ヒューズ](76年1月)
●カン[闇の舞踏会](76年3月)
●ジョン・コルトレーン[アセンション](76年7月)[惑星空間](77年2月)
●タンジェリン・ドリーム[エレクトリック・メディテイション][アルファ・ケンタウルス][ツァイト][アテム](すべて76年9月)
●阿部薫[なしくずしの死](76年10月)
●アルバート・アイラー[グリニッジ・ヴィレッジのアルバート・アイラー](76年12月)[プロフェシィ][スプリチュアル・ユニティ][スピリッツ・リジョイス][ベルズ][ニューヨーク・アイ・アンド・イヤー・コントロール](以上78年2月)
●バール・フィリップス[マウンテンスケイプス](76年12月)
●ベガーズ・バンケット[過激療法](77年3月)
●EEU[コンクリート・ヴォイセズ](77年3月)
●ミルフォード・グレイヴス[パーカッション・アンサンブル](78年3月)
●パティ・ウォーターズ[パティ・ウォーターズ・シングス](78年4月)
●デレク・ベイリー[デュオ&トリオ・インプロヴィゼイション](78年8月)[デレク・ベイリー・ソロ](78年11月)[トポグラフィ・オブ・ザ・ラングス](78年12月)[ニュー・サイツ、オールド・サウンズ](79年3月)
●アルテナ=ホンジンガー=パーカー=ベイリー[カンパニィ1](79年1月)

■■■『僕はランチにでかける〈ロック・エッセイ〉』(柏書房, 1992年10月)■■■

●なしくずしの共和国(「ローリング・ストーン」75年5月号)
●ビートルズ映画について(「ライト・ミュージック」74年10月号)
●アトニー現象としての音楽共感文化の闇へ向けて(「音楽の友」72年9月号)
●ドイツにおけるロックの未分化な発現への眼差(「Zoo」76年3月号、5月号、10月号)
●ローリング・ストーンズにおけるブライアンとその影(「Zoo」76年3月号)
●ロックの異化から異化のロックへ(「Zoo」76年5月号)
●ニューヨーク地下帝国の夏そして白夜(「Zoo」76年8月号)
●怪奇と幻想の物語・異説(「Zoo」76年10月号)
●パンク・ロック論のための覚書(「Zoo」77年1月号)
●ヴェルヴェット・アンダーグラウンド試論(「Zoo」77年3月号)
●アナーキズム遊星群(「ロック・マガジン」78年10月号〜79年1月号)

■■■『この旅には終わりはない〈ジャズ・エッセイ〉』(柏書房, 1992年10月)■■■

●スティーヴ・レイシーとの対話 ― その六つの時と場所(「ジャズ」77年2・3月号、4月号、「ジャズ・マガジン」77年7月号)
●ミルフォード・グレイヴス・コレクティヴ(「ジャズ・マガジン」77年10月号、11月号、12月号)
●デレク・ベイリー ― 即興演奏の新しい地平(「モルグ」創刊準備号/78年4月)
※ 初出一覧の誤りを修正

■■■ 翻訳書■■■

●ウラジミール・シモスコ、バリー・テッパーマン『エリック・ドルフィー』(晶文社/75年1月)
※翻訳のほか「エリック・ドルフィー試論」を執筆

■■■ 著作集未収録ライナーノーツ(『非時と廃墟そして鏡』等に未収録のもの)■■■

高柳昌行・阿部薫[解体的交感](70年)
イッツ・ア・ビューティフル・デイ[イッツ・ア・ビューティフル・デイ](73年)
デイヴ・バレル+吉沢元治[ドリームス](74年12月)
吉沢元治[インランド・フィッシュ](75年4月)
V.A[越後の瞽女唄](75年5月)
V.A[ワイルドフラワーズ1/ニューヨーク・ロフト・ジャズ・セッション](77年10月)
V.A[ワイルドフラワーズ2/ニューヨーク・ロフト・ジャズ・セッション](77年10月)
●V.A[ワイルドフラワーズ3/ニューヨーク・ロフト・ジャズ・セッション](77年11月)
V.A[ワイルドフラワーズ4/ニューヨーク・ロフト・ジャズ・セッション](77年11月)
V.A[ワイルドフラワーズ5/ニューヨーク・ロフト・ジャズ・セッション](77年11月)
ファー・イースト・ファミリー・バンド[天空人](77年11月)
ミルフォード・グレイヴス[メディテイション・アマング・アス](77年12月)

■■■ 著作集未収録原稿(批評など)■■■

一枚のレコードについて〜'70年代の日本ジャズを支えるもの(『Let's』69年12月号もしくは70年新年号)
《コンサート評》日本のジャズはどこにあるか(『ジャズ』70年1月号)
マハビシュヌ・オーケストラ…不可能のサウンド(『プラス・ワン』73年4月号)
スティーヴ・レイシーとの対話〜彼方への意志と覚醒をめぐって(「スピリチュアル・ユニティー」75年)
●ジャズの十月革命を追体験する(編集協力;間章、竹田賢一、資料提供;清水俊彦、福島哲雄)(「ジャズ」75年11月号)
「クロスオーバー」という言葉の背後の影(『ジャズランド』76年4月〜クロスオーバー私論)
“意味”の権力とそして漂着物と排泄物のさなかで(『ジャズ』76年8月号「ディスク・イン・ザ・ワールド」時評)
反ユートピアの原像〜オリバー・レイクとロフト・ジャズ・ムーヴメントをめぐって(『ジャズ』77年1月号)
ロフト・ジャズ・ムーヴメントを照らしだす同時代的なレコード群(『ジャズ』77年1月号)
●行き当たりばったりにイタリアン・ロックを聴いてみよう(「ジャズ」77年1月号「ディスク・イン・ザ・ワールド」時評)
「同時代」の逆説〜ニューヨーク・ジャズ・シーンの“現在”(『ジャズ・マガジン』77年8月号)
音楽は世界と人間をその抑圧から解放するのだ!〜ミルフォード・グレイヴスからのメッセージ(『ジャズ・マガジン』77年8月号)
集団即興の修羅〜「カンパニイー・コンサート」(『ジャズ・マガジン』77年8月号)
即興演奏の組織化、デレク・ベイリーと“COMPANY”をめぐって(『ジャズ・マガジン』77年8月号「ディスク・イン・ザ・ワールド」時評)
スティーヴ・レイシー, マイケル・スミス[サイドラインズ](『ジャズ・マガジン』77年8月号「ディスク・イン・ザ・ワールド〜ZOOM UP」)
フレデリック・ゼフスキー[The People United Will Never Defated](『ジャズ・マガジン』77年9月号「ディスク・イン・ザ・ワールド〜ZOOM UP」)
サン・ラ[Monorails And Satellites][Monorails And Satellites Vol.2][Solo Piano Vol.1][Live At Gibus In Paris][The Antique Blacks](『ジャズ・マガジン』77年10月号「ディスク・イン・ザ・ワールド〜ZOOM UP」)
「突然フルーツサンドで終るお話し」(『ジャズ・マガジン』77年10月号「ディスク・イン・ザ・ワールド」時評)
Orkest De Folharding[Andriessen & Sieng][De Folharding](『ジャズ・マガジン』77年11月号「ディスク・イン・ザ・ワールド〜ZOOM UP」)
フリードリッヒ・グルダ[Nachricht Vom Lande](『ジャズ・マガジン』77年12月号「ディスク・イン・ザ・ワールド〜ZOOM UP」)
●今年1年間をふりかえろうとしてのNOT FREE TALKING(『ジャズ・マガジン』77年12月号「ディスク・イン・ザ・ワールド」時評)

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